■3センターには誰を使うべき?
アンカーには岩田智輝だ。複数ポジションをこなせる選手が複数人いる横浜F・マリノスのなかでも、岩田は大きな存在感を放つ。CBが主戦場だったが、前指揮官アンジェ・ポステコグルー監督にCHとしての資質を見出されると、今やチームに欠かせないボランチに。フィジカルの強さに高い判断能力とパスセンスを兼ね備えた岩田なら、今大会アンカーとして躍動できるはずだ。
IHには森島司と野津田岳人だ。
森島はもともとスペースへのランニングが得意だったが、ミヒャエル・スキッペ監督の下でさらにそれが磨かれ、今季は2列目からの飛び出しで得点を何度か決めている。標準装備のボールスキルも目を引くものがあり、森保ジャパンに違いをもたらしてくれるだろう。
野津田は今季の広島にてフィルター役をこなしつつ、ビルドアップでも貢献。今回代表に選ばれた森島や満田誠を後方から支え続けている。J1リーグ第16節の名古屋戦での直接FKや、6月のJ1ベストゴールに選ばれた第17節でのミドルシュートのように、ここぞというときの一発も持ち合わせている。かつて共闘した森保一監督の下、攻守に厚みをもたらしてくれるはずだ。