【J2「3強譲らず」】3位・ベガルタ仙台対町田ゼルビア戦、キム・テヒョンのヘディングで先制「3-0」快勝ムードからのまさかの終盤連続失点!失点数「ワースト5位」…「J1昇格」に向けて残る大きな課題【戸塚啓のJ2のミカタ】(2)の画像
キム・テヒョン   撮影/中地拓也
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■仙台の中島が1得点2アシスト!

 7月2日に行なわれたJ2リーグ第24節、3位の仙台は5試合ぶりに勝利した。

 原崎政人監督はアウェイのFC町田ゼルビア戦に、出場停止やケガ人の影響などから先発を3人入れ替えで臨んだ。若狭大志が負傷した右CBには、平岡康裕が4試合ぶりに指名された。ダブルボランチの一角を担うフォギーニョ、右サイドハーフの加藤千尋も4試合ぶりのスタメンだ。富樫敬真が累積警告で出場停止の2トップには、3試合ぶりスタメンの遠藤康が起用された。

 前半のうちにアクシデントに見舞われた。29分、決定的なシュートを放った遠藤が、右臀部付近を気にする素振りを見せる。そのままピッチの外へ出ると、32分に皆川佑介と交代したのだった。

 この試合も前半のうちに得点することはできなかったが、52分に先制する。直接FKから右CKを獲得し、中島元彦のアシストからキム・テヒョンがヘディングシュートを決める。CKからの得点は5試合ぶりだ。19節の栃木SC戦で、皆川がこぼれ球を蹴り込んで以来となる。

 78分にもリスタートからゴールを奪う。今度は右サイドのFKを中島がゴール前へ供給し、ニアサイドへ飛び込んだ皆川がヘディングで合わせた。皆川はシーズン5点目、中島はチームトップの5アシスト目だ。

 85分には中島が決定機的な3点目をゲットする。ドリブルで持ち込んだ加藤が左足でシュートを放つと、GKポープ・ウィリアムが弾き出す。ボールはGKの目の前にいた中島の足元へこぼれ、背番号44は難なくプッシュする。この試合の中島は、後半途中にボランチから2トップの一角へポジションを上げていた。

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