■R・ロドリゲス監督「勝ち点1は決して十分ではない」
ロドリゲス監督が試合後に口にしたのは、「我々としては勝利することが目標だったので、勝ち点1は決して十分ではない。ただ、もちろんよかったところはあるので、そこは引き続きやっていきたい」という悔しさだった。
浦和はこれで今季リーグ戦10度目の引き分けとなり、現在11位。それでも、引き分けた試合の内容は決して悪いものばかりではなく、ゴール前でのクオリティが高ければ勝てていたゲームも少なくない。
19試合で20ゴールという得点力不足をどう補うか。ロドリゲス監督が新たな配置と戦術を駆使して解決するかもしれないし、新戦力のFWブライアン・リンセンがいきなり得点を量産するかもしれない。
優勝の可能性はかなり低くなってしまったが、3か年計画ラストイヤーをできる限りよい形で締めくくるためにも、得点力向上は欠かせない要素である。次節の京都サンガF.C.戦では相手よりも多くネットを揺らし、ホームに駆けつけるサポーターへ3ポイントをプレゼントする。