【浦和レッズ】68分の大胆な「超攻撃的システム変更」でガンバ大阪に逆襲! またしても「土壇場セットプレー弾」を決めて引き分けに持ち込むの画像
同点弾となるPKを決めたアレクサンダー・ショルツ 撮影:中地拓也

■7月2日/明治安田生命J1第19節 ガンバ大阪 1-1 浦和レッズ

 浦和レッズはパナスタに乗り込んでガンバ大阪と対戦。ともに連勝を狙うチーム同士による試合は、1-1のドローで幕を閉じた。

 前半に主導権を握ったのはホームチームだった。浦和のリカルド・ロドリゲス監督が試合後に「球際やインテンシティ、強度のところで前半はガンバがすべて上回っていた」と振り返ったように、前節のサンフレッチェ広島戦から中2日とは思えない積極的なパフォーマンスを披露した。

 浦和が低い位置から行うビルドアップに対しては、GK以外はほとんどマンツーマンで対応。浦和がハイプレスを突破すれば、G大阪は後方の広いスペースで3対3を作られてしまうというリスキーな戦い方を選択した。しかし、実際にアウェイチームがハイプレスをかいくぐることに成功して3対3の状況を何度か作るも、三浦弦太らガンバ守備陣が粘り強いディフェンスを見せ、得点を許さない。

 そして33分、先制したのはG大阪だった。相手のCKをGK東口順昭がキャッチすると、坂本一彩へスローイング。坂本が長い距離を運んで石毛秀樹に預けると、石毛は左サイドから高精度のクロスを上げ、齊藤未月が正確なトラップからネットを揺らしたのだ。

 スコアが動いてからも、G大阪の積極的なプレッシングは続く。ボールを保持していた浦和は小泉佳穂のレーン移動によって守備の基準点をずらしつつ前進するという解を見つけるも、やはり最後のところで相手3バックの牙城を崩せず。0-1のビハインドで折り返した。

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