■登録メンバー数も変更に

 ことしのIFAB年次総会は3月3日にビデオ会議で開催される予定だったが、ロシアによるウクライナ侵攻を受けて延期され、6月13日にドーハで開催された。ちなみに、アジア地域でのIFAB年次総会開催は、今回までの計136回で初めてのことだった。

 今回の年次総会での大きなトピックスは、「交代5人制」の恒常化と、大会での最多ベンチ入り選手人数を12人から15人に増やし、また大会主催者の判断で大会登録選手数もこれまでの23人から26人に増やすことができるとしたことだった。「半自動オフサイド・システム」は6月13日の年次総会での採用決定はならなかったが、ワールドカップまでに追加決定がなされると期待されている。

 そうなれば、ことしのワールドカップでは、オフサイドの判定をめぐって何分間も待たされるということがなくなるのである。

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