「サッカー批評のtoto予想」(第1311回)6月25・26日「嵐の天皇杯」の影響を数値化!泣くのは「四重苦」のFC東京と「ターンオーバーなし」の浦和レッズの画像
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 今回のtotoではJ1第18節の9試合とJ2第23節の4試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。

 今週末の試合に、大きな影響を及ぼすものがある。水曜日に行われた天皇杯3回戦だ。

 毎回波乱が起きる天皇杯だが、2回戦は無風だった。国内のトップリーグに所属する全チームが初戦を勝ち抜いたのは、Jリーグが始まった1993年以来のことだという。

 言い換えると、J1の全チームが等しくリーグ戦との連戦になる。この29年ぶりの事態に加え、3回戦では嵐が吹き荒れた。

 今回は、この天皇杯の影響に注目してみた。連戦は消耗戦であり、積み上げよりも減点法でとらえる方がベターだろう。

 それぞれの試合におけるマイナス要素として挙げられるのは、まず選手起用。リーグ戦前節と比較して、フィールドプレーヤーの半数にあたる5人以上が続けて先発したチームはマイナス1ポイントとした。

 次に体力面に影響するのが、試合時間。延長戦を含めた120分間を戦ったチームからも、1ポイントをマイナスする。

 最後に、結果だ。敗戦というネガティブな要素はメンタルに響き得るので、負けたチームからマイナス1ポイント。さらに、下のカテゴリーであるJ2に負けたチームは、落胆やふがいなさといった精神面へのさらなる負の影響を鑑み、1ポイントを引く。

 この計算の結果、今節最も分が悪いチームが判明した。FC東京である。

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