■鎌田&長谷部と共存は可能か?

 21/22シーズンのUEFAヨーロッパリーグ(EL)を制し、来季はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場が決まっているフランクフルト。基本フォーメーションはシャドーを2人置くシステムの3−4−2ー1。長谷部は今季公式戦26試合に出場。DF陣の強力バックアッパーとしてチームに貢献した。その長谷部は来季限りで現役を引退し、その後はフランクフルトのコーチングスタッフに加わることが決定している。

 現在のシステムで考えると、攻撃的MFであるゲッツェは、シャドーの位置が適任。そうなると、移籍は噂されているものの、鎌田が残留となれば、コンビを組むことも想定される。だが、この位置にはイェスパー・リンドストロムがいる。鎌田が移籍した場合は、その後釜としてゲッツェが入ることになるだろう。また、イェンス・ペッター・ハウゲもシャドーでプレーでき、この辺がゲッツェのライバルとなりそうだ。

 ワントップとして君臨するラファエル・サントス・ボレ・モーリーや左サイドのフィリップ・コスティッチ、右サイドのアンスガー・クナウフなど強力な攻撃陣もいる。CLを控えるフランクフルトにゲッツェが加わることで、さらなる攻撃力アップが期待される。

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