■関根「意思統一を丁寧にやっていた」

 名古屋戦から一夜明けた19日、浦和はさいたま市内で公開練習を行った。練習後、報道陣の取材に応じた関根は、中断期間中のトレーニングについて明かした。

 「(中断期間中は)チームとして、ビルドアップの優先順位を再確認していた。相手の嫌がるところに走り込んだりとか、そういうところにパスを出したりとか。毎日、全員で意思統一を丁寧にやっていました」と、かなり細かいところまで戦術を落とし込んだ様子。実際、名古屋戦では、複数の選手が絡む連動した動きで相手の守備網を翻弄した。

 名古屋戦ではセットプレーから2得点が生まれたが、関根によると、セットプレーの練習も工夫をしながら、いろいろなパターンを想定し、数多くこなしていたという。中断期間での修正が功を奏したようだ。

 開幕前には「得点を6点くらい決めたい」としていた関根。今季初ゴールとなったが、「今シーズンはもう点は取れないのかもしれないと思っていたし、すでに遅いというのも事実だが、リーグも半分まで来たところなので、ここからどれだけ点を取れるか、自分にプレッシャーをかけてやっていきたい」と、決意を新たにした。

 

その2に続く

 

■試合結果

浦和レッズ 3-0 名古屋グランパス

 

■得点

21分 アレクサンダー・ショルツ(浦和レッズ)

23分 伊藤敦樹(浦和レッズ)

36分 関根貴大(浦和レッズ)

  1. 1
  2. 2
  3. 3