6月14日のチュニジア戦(パナスタ)に向け、日本代表が大阪府内で練習を行った。この日は、リカバリーメニューをこなす選手と、「6対6」のミニゲームやクロスからのシュート練習など負荷のかかるメニューをこなす選手に分かれた。
その全体練習が終わると、三笘薫がドリブル練習を始めた。対峙したのは、田中碧。“鷺沼兄弟”時代から切磋琢磨した間柄の2人は、谷口彰悟が見守る前で居残りトレーニングを始めたのだ。三笘はリカバリー中心のメニューをこなすグループだったためミニゲームなどは見学していたのだが、その間もずっとボールを触ってはドリブルのイメージ練習をしていた。田中に対峙してもらうと、水を得た魚のようにそのドリブルを試していた。
この様子を撮影した動画に対し、「安定の鷺沼兄弟で永遠と見れる」「何年これを2人でやり続けてんだと思うと尊さが止まらない」「ぃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」「碧がインタビューで三笘薫のドリブルは何故止められないのか?という質問に対し『僕は止められるんでわかんないですw』と答えてたなぁ♪」など、大きな反響があった。
三笘のドリブルは、日本代表にとって大きな武器となりつつある。ワールドカップアジア最終予選のオーストラリア戦(シドニー)で左サイドを単独で切り裂いて中に切れ込み、そのまま得点を奪ったシーンはその象徴だ。