■6月10日/キリンカップ2022 日本代表ーガーナ代表(ノエビア)
6月シリーズの3戦目、キリンカップ2022のガーナ戦が今晩行われる。6月2日のパラグアイ戦(札幌ドーム)、そして6日のブラジル戦(国立)と異なる先発メンバーとなり、ガーナ戦で森保一監督がどのような起用をするのかに関心が集まっている。
中でも注目されているのが、鹿島アントラーズの上田綺世だ。ここまでの2試合で、唯一出場機会のないフィールドプレイヤーは上田ただ一人。その悔しさもあって、ブラジル戦翌日、そして翌々日の練習では居残りシュート練習を黙々と行っていた。雨が降る天候も関係なく、ゴールネットを揺らし続けていた。
今回の代表メンバーには、大迫勇也が入っていなかったため、今回の森保ジャパンの活動で“ポスト大迫”問題は大きな関心事となっていた。上背があり、ポストプレーもできることを考えると上田が最有力候補と思われたが、実際には古橋亨梧と浅野拓磨がその座を勝ち取っている。
とはいえ、ガーナ戦を前に森保監督は今まで起用機会の少なかった選手の出場を示唆している。そのため、先述したように2試合未出場の上田にチャンスが回ってきたと考えるのが自然だ。当の上田は、ピッチに立てなかったことを「至らなかっただけ」と自身に矢印を向けている。そして、「僕の価値」とするゴールを決めることのみを考えている。