■絶対に避けるべきプレー
後藤「ブラジルにあれだけ深いところまで攻め込まれたら、そんな攻撃参加は何度もできないけどね。前半の36分に長友がボックス内のゴールライン付近まで飛び出してクロスを上げたプレーがあったけど、ああいうのを両サイドで3、4回ずつできれば何とかなるかもしれない。中盤で奪ってから攻め上がるだけの時間をつくれれば、そういうことできるだろうけど、そうはさせてくれないわけだから」
大住「日本がそういうゲームをすると分かれば、ゲームをつくるところを狙ってくるよね。ブラジルにPKを取られたのも、堂安律が自陣でボールを受けて前を向こうとしたところで奪われたのがきっかけだった。後半、そういうシーンが増えていた感じ。ブラジルは一人ひとりの駆け引きや読みが優れているから、監督に言われるまでもなく、狙いどころを感じていたと思うんだよね」
後藤「ボランチがカゼミーロだもんね」
――後半、速攻を受ける場面が増えました。
大住「ショートカウンターを受けるというのは、非常に危険だよね。絶対に避けないといけない。前半にも遠藤航がかわしたと思った瞬間、ネイマールに体を当てられてボールを奪われた場面があった。そういう時には、もっと早い展開をできるように周囲もサポートしたり、コーチングもレベルを上げないとダメだよね」