■会見で初めて使われた言葉

後藤「もちろん、勝点3を取らないといけない試合なら、そうすべきだね。ただ、ブラジル戦後の会見で、森保監督は“勝点を取れなかった”という言い方をしたでしょ。そういう試合だったんじゃないかな。試合の後の話を聞いて、今回はそういうつもりだったんだなと僕は思った」

大住「勝てなくて悔しいと、何度も言っていたじゃない」

後藤「“リーグ戦じゃないのにおかしいけど、勝点が…”という言い方をしていたから、そこが本音なんだなと思ったんだよ。今回は勝点1じゃ足りないという想定なら、最後の30分だけでも、大住さんが言うようにリスクを負わないといけなかった。そう考えても、今回は最低でも勝点1を取る試合をしたかったのかなという気が、僕はした」

大住「そういえば、勝点という言葉が出たのは初めてだったんじゃないかな」

後藤「だから、ああそうだったのか、と思ったんだよ。いつもの会見では、関係者への感謝の言葉から始まるのに、今回はいきなり試合の話から入っていった。だから、今回の森保監督はすごく熱くなって、本音で語っていた気がする。それだけ熱い試合だった、ということも影響していたんだろうね」

(2)へ続く
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