――パラグアイ戦とは、全然違う展開になりそうですね。

後藤「堂安律がPKを決めていたら、日本も5-1で勝っていた。初戦を5-1で勝ったチーム同士の対戦になるわけだから、“決勝戦”だね(笑)。しかも、ブラジルにはチャンピオンズリーグ決勝を戦った選手がたくさんいるけど、韓国戦ではそのほとんどがベンチスタートだったから、日本戦は最強メンバーで来るでしょう」

大住「じゃあ、状況は日本と一緒じゃない」

後藤「そう、ブラジルは日本戦にフルメンバーで来るよ。そう簡単には勝てないだろうけど、良い試合をしてほしいね」

■ブラジル戦のシステム変更はあり得るか

――ブラジル戦では、日本の最注目は1トップの働きですが、他にはどこがポイントになりますか。

大住「日本としてはそうだろうけど、そんなことが問題にならないくらい、いろいろな問題が出てくると思うよ」

後藤「最終ラインがどういう顔ぶれなるか分からないけど、守備がどこまで耐えられるか、とかね」

大住「守備はどこまで粘れるかだよね」

後藤「遠藤航はパラグアイ戦では格の違いを見せていたけど、ブラジル相手にどこまで通用するかな」

大住「中盤の底に、遠藤と板倉滉を並べるという手はありかもしれないね。田中碧には彼の感覚に従ってポジションを取ってもらって、というのも面白いかもしれない。そうしたら、ドイツとスペインに立ち向かう際のひとつヒントが見えるかもしれない」

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