■禁物なのは「押される」という前提

――ドイツとスペイン相手に、グループステージ2試合は押されることが予想されるので、そのベースをつくるのは良いかもしれません。

後藤「相手が強いからといって、いつもと違うことをやるわけですか? 森保一監督がそんなことをしたら、びっくりするね」

大住「押された展開になることを前提にしてはいけないと思うんだよね。特にドイツには、そこまでに奪い切れずにゴールの近くでボールを持たれたら、ズバズバ決められちゃうよ。たぶん、シュート力は世界一だからね。だから、もっと前でサッカーをやるように考えないといけない。ボールを取り切れなくても、中盤でかなり相手のプレーを制約していかないときついだろうね」

後藤「パラグアイ戦では、ボールを奪われた時のトランジションがうまくいっていた。奪えないにしても、パスを出させない守備が完璧にできていたもんね。それをブラジル相手にできたら素晴らしいよね」

大住「ブラジルは1タッチのパスで逃げちゃうけどね」

後藤「囲みにいったら逆サイドがガラガラになって、カウンターでやられちゃうかもしれないけど、トライしてみるべきだよね。ブラジル相手にプレッシングがある程度通用したら、自信を持っていいよ」

大住「韓国は5失点して負けたけど、日本が7点取られて負けたって構わない。どういうふうにしたら、ワールドカップでドイツとスペイン相手に勝てるかということを出発点として考えて、ブラジル戦をやってほしいよね。

 もちろん相手も状況も違うけど、こうしたらドイツに勝てるんじゃないか、スペインに勝つ可能性が少し大きくなるんじゃなかというやり方が見つかったら、それで良いと思う。そうじゃないと、ブラジルのスターを見にくるファンばかりの試合になっちゃうよ」

(5)へ続く
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