【明治安田J1リーグ 第16節 FC東京vs鹿島アントラーズ 2022年5月29日 15:03キックオフ】
三竿健斗は、3失点目となるPKを決められると、PKを与えてしまったブエノの肩を抱き、何度も言葉をかけた。前半は失点すると下を向いていた鹿島だが、ここでは自分たちで下を向かない方向に舵を切ることができた。
彼らのようなチームを導こうとする選手たちがいる限り、どんなに苦しい状況に陥っても必ず鹿島は元の位置に戻ってくるのだろう、と思わせられる場面だった。
これからカレンダーは代表ウィークに入り、Jリーグは中断期間を迎える。前から強くプレスをかける時間帯に試合をものにしきることができるかどうか、だけで結果を左右されないために、失点が続いている守備面での修正とは別にヴァイラー監督が挙げたメンタル面での強さを回復するタイミングとなった。指揮官は「苦しい試合が続いていたので、立て直していく時間。我々にとって良い時間になる」と中断期間での改善に意気込んだ。