J1リーグ第16節 京都サンガF.C.―川崎フロンターレ
5月29日(日)|14:00 サンガスタジアム by KYOCERA
屈辱の大敗と言っていいだろう。J1残留争いを繰り広げている湘南ベルマーレに4ゴールを食らって敗戦。川崎フロンターレにとっては、忘れられない試合となったはずだ。
湘南のハイプレスに苦しめられた。その積極性をいなすだけのパスワークを見せられなかったことを率直に認めなければ、次には進めない。
今節対戦する京都サンガF.C.も、ハイプレスを持ち味とする。率いるのは、かつて湘南にガンガン前へと出るスタイルを植え付けたチョウ・キジェ監督。京都にも、攻守にわたってアグレッシブなプレーを浸透させている。川崎にとって、前節の大敗を糧にすることができているのか、テストするのにこれ以上の相手はない。
■京都サンガF.C.
13位 勝ち点17 4勝5分6敗 15得点18失点 得失点差-3
【出場停止】なし
【直近5試合結果】
L●0-2 横浜FM(A)
L●1-3 広島(A)
L○1-0 柏(A)
L△0-0 清水(H)
L●0-1 札幌(A)
【通算対戦成績】
H 11試合・4勝0分 7敗
A 11試合・3勝1分 7敗
計 22試合・7勝1分14敗
【直近対戦成績】
2015年10月14日 天皇杯3回戦 ●0―3(A)
2010年11月 6日 J1第29節 ●3-4(H)
2010年 7月25日 J1第14節 ●0-1(A)
2009年 7月26日 J1第19節 ○3-1(H)
2009年 4月29日 J1第 8節 ●1-4(A)
【今節のみどころ】
前節は、攻撃的サッカーを展開する横浜F・マリノスに完敗した。腰が引けた戦いをすることなく、真っ向立ち向かった結果だった。
最も悔しい思いをしたひとりが、GKの若原智哉だろう。第5節以来のリーグ戦のピッチに立ち、2失点を喫した。
ただし、攻め込まれる状況で好セーブもたびたび見せていた。自身初のJ1で、アカデミー育ちの22歳が得たものは小さくないはずだ。
J1昇格に高検した昨季の正守護神だが、今季は上福元直人との競争となっている。2人の切磋琢磨で、良いGKが控えているとチームの背が押されるということを証明したい。