■長谷川健太前監督がつくってくれたものをベースにして
「目指しているところに対し、アルベル監督がまだ点数をつけられない段階だと思うんですよ。開幕の時点で20点、4月の囲み取材では25点と監督も仰っていましたけど、本当にまだわからないことがたくさんあるんですよね。
いままでの選手が持っているスピリットだったり、長谷川(健太)前監督がつくってくださったベースだったり、そういった今まで積み重ねてきたクラブの財産も活用し、しっかり勝ちながらプロとして結果を出さないといけない。
そう考えていたら、勝ちながら、今シーズン取り組んでいることがゲームのなかで少しずつですが表現できるようになってきた。ここがすごく大事です。まったく変えてしまうのではなくて。そこの部分を、いまチームづくりをしながら感じているところです」
■後藤勝 ごとう•まさる■ 中央美術学園イラストレーション科卒。中古輸入レコード店に勤務したのち、出版社と編集プロダクションを経てフリーに。サブカル方面の仕事が多かったがサッカー批評での執筆と編集補助から本格的にサッカー報道に関わり、現在はFC東京、FC岐阜、東京都の社会人を主に取材している。