■5月29日/明治安田生命J1第16節 京都サンガF.C. 1ー0 川崎フロンターレ(サンガS)
川崎フロンターレが敵地で京都に完封負け。前節・湘南戦に続いて黒星を喫し、2連敗&3戦連続未勝利となった。リーグ戦での連敗は4年ぶりだ。
炎天下での試合だった。舞台となったサンガスタジアム京セラの温度は36度。湿度が高くなかったとはいえ、ピッチで動くだけで体力を消耗していく暑さだった。両チームともに条件は同じだが、ACLも含めた連戦を戦ってきた川崎の選手の体には、あまりに厳しい条件だった。
前節は出場停止だった谷口彰悟が復帰し、小林悠と宮城天が4-3-3のウイングに入った。フレッシュな選手を3人入れたこともあって、チャンスは作った。レアンドロ・ダミアンの前線からのプレスで生まれたGKとの1対1、マルシーニョが放った後半立ち上がりのフリーでのシュート、遠野大弥の左クロスにダミアンが合わせられなかった場面、小林悠のポストを叩いたシュートシーン。いずれも決定的な場面で、すべて決まってもおかしくなかった。
しかし、得点を奪うことはできなかった。川崎の選手がゴールを仕留められない中で、皮肉にも京都に許した得点はオウンゴール。小林悠との1対1に勝った荻原拓也に許した右サイドからのクロスを、佐々木旭が処理しきれなかった。そのまま流しても良かったクロスだっただけに、川崎の今の焦りを表しているような場面でもあった。