■19歳小見のプロ初弾などで新潟が2位浮上
5月21日、22日開催のJ2リーグ第17節。首位・ベガルタ仙台が大宮アルディージャに4-2と勝利し、首位固めをするなか、2位の横浜FCと3位のアルビレックス新潟の直接対決は、ホームの新潟に凱歌が上がった。3対0で快勝したのだ。両チームは勝点32で並び、得失点差で上回る新潟が2位に浮上している。
新型コロナウイルスの陽性反応者が出た影響もあり、新潟は前節に続いて数人の主力選手を欠いていた。苦境に立たされたチームで、プロ2年目の19歳が躍動する。
キックオフからわずか20数秒だった。今シーズン初先発で2列目左サイドに入った小見洋太が、思い切りよくシュートを放つ。横浜GKスベンド・ブローダーセンが弾いたボールを、2列目右サイドの三戸舜介が蹴り込んだ。プロ2年目の同期入団ふたりが、電撃的な先制点を生み出した。
6分にはテンポの良いパスワークで相手守備陣を翻弄し、小見がペナルティエリア内から冷静に蹴り込んだ。小見は後半開始直後の50分にも相手CBからボールを奪い、GKを外してゴールへ流し込んでいる。