■「自分がどう行ったらいいか、というのを再確認できた」

 この日、畑は右のウイングバックとしてプレー。水曜日のルヴァン杯では杉岡大暉が左ウイングバックで畑が右を務めたが、この日の左ウイングバックは石原広教。この組み合わせだと畑が左で石原が右、という起用が多かったが、逆になった。

汰木康也のドリブルを抑える畑大雅 湘南ベルマーレvsヴィッセル神戸(20220521)撮影/原壮史

 ルヴァン杯で左ウイングバック、この日はセンターバック、とポジションが変わった杉岡大暉は、別のポジションでプレーすることで「自分がどう行ったらいいか、というのを再確認できた」という。

 彼らのようにポジションを変えてプレーしたわけではない選手たちも、清水戦では結果が出なかった3-4-2-1へのシステム変更や、多くなっているスタメンの入れ替え、そして結果が出ない中で試合中に要求し合ってきた中で、相手が自分だったら自分にどう動いてほしいか、という客観的な視点を強めたことがついにピッチで花開いたようだった。

PHOTO GALLERY 湘南ベルマーレvsヴィッセル神戸 20220521
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