■アーセナルは痛恨の連敗
アーセナルはプレアミリーグ開幕3連敗スタート。当初はミケル・アルテタ監督の進退も問われていたが、冨安加入後はリーグ戦8試合負けなし。冨安がアルテタ監督、そしてアーセナルを救った。その後、エースのピエール=エメリク・オーバメヤンが規律違反で事実上の戦力外となり、バルセロナへ移籍。シーズン途中でゴタゴタもあったが、ブカヨ・サカやエミール・スミス=ロウ、ガブリエウ・マルティネッリなどの若手が躍動。最終節前に痛恨の2連敗となり、UEFAヨーロッパリーグ(EL)圏内の5位に転落。最終節をトッテナムとの勝ち点差2で迎えることになった。
アルテタ監督は若手を積極的に起用し、今季のプレミアリーグを戦ってきた。特にサカは今季リーグ戦ここまで37試合に出場11得点6アシストを記録。抜群のスピードで相手を翻弄する。スミス=ロウもリーグ戦二桁得点を記録。エディ・エンケティアも随所で輝きを見せ、終盤戦は主力に定着している。冨安も怪我で離れていた時期もあったが、復帰後もスタメンに起用されるなどアルテタ監督からの信頼も厚い。果たしてアーセナルは最終節で6年ぶりのCL出場権を獲得することができるだろうか。
勝ち点2差となっているため、トッテナムは引き分け以下でCL出場権を獲得。トッテナムが負けた場合、アーセナルは勝てば逆転でCL出場権を獲得する。トッテナムの最終節はアウェイのノリッジ戦、アーセナルの最終節はホームのエバートン戦。日本時間5月23日0:00から同時刻キックオフで行われる。熾烈を極める戦いの結末はいかにーー。