浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督、鹿島アントラーズ戦で「横浜F・マリノス戦の後半のプレーを継続と決断」可変3バック採用も7戦連続ドローの画像
同点弾となるPKを決めて喜ぶ浦和レッズDFアレクサンダー・ショルツ 撮影:中地拓也
■【画像】浦和レッズー鹿島アントラーズの写真■

■5月21日/明治安田生命J1第14節  浦和レッズ鹿島アントラーズ(埼玉)

 ホーム3連戦を締めくくる鹿島アントラーズ戦に挑んだ浦和レッズは、勝利を掴めなかった。試合早々に失点を許したものの、前半のうちにPKで追いついたが、それ以上スコアを動かすことはできなかった。リーグ戦の引き分け数はこれで7戦連続となり、J1記録に並んだ。

 試合前から、集まったサポーターの熱気が埼玉スタジアムのボルテージを上げていた。選手バスにチャントを大合唱すると、選手入場時には巨大エンブレムをサポーター席に掲げた。勝利以外の結果は求めないという、期待の表れでもあった。

 しかし、開始わずか6分で失点してしまう。浦和は出足の速さに対応できずに鹿島が進軍。日本代表FW上田綺世にシュートを許すと、西川周作がなんとか弾くも、そのこぼれをダイレクトで押し込まれてしまった。熱狂的なサポーターが集まるエリアの前で起きた、開始早々の失点だった。

 いつもであればヤジが飛んでもおかしくない展開だが、この日は違った。というのも、3日前にこのスタジアムで行われた横浜F・マリノス戦では、前半のうちに3点の先行を許す最悪の展開ながら、後半に追いついてみせた。しかも、熱狂的なサポーターが目の前で3失点と3得点を目撃した。1失点だけで、しかも鹿島を相手に、気持ちを下げるわけがなかった。

 実際、前半のうちに追いついてみせた。終了間際にPKを獲得すると、アレクサンダー・ショルツがこれを確実に決める。試合はイーブン。後半に期待が残った。

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