■鎌田のスタメンは?

鎌田大地 撮影/渡辺航滋

 ダブルボランチにはジブリル・ソウとクリスティヤン・ヤキッチだ。最近では主将のセバスティアン・ローデがスタメン起用されているため、決勝でもヤキッチの代わりにボランチで出場する可能性はあるだろう。さらに両ウィングバックはフランクフルトにとって欠かせない2人だ。

 右ウィングバックでの起用が予想されるアンスガー・クナウフはEL準決勝ウェストハムとの1stレグで1ゴール。さらに2ndレグでは決勝ゴールをアシストした。ドルトムントからレンタル移籍中の20歳MFは決勝でも輝くことができるだろうか。左ウィングバックの起用が予想されるフィリップ・コスティッチはここまで公式戦42試合に出場7得点14アシストを記録。特にチャンスメイクが光るコスティッチは、ELの11試合で5アシスト中。ゴールに関与するプレーを期待したい。

 シャドーには鎌田大地とイェンス・ペッター・ハウゲだ。長らくイェスパー・リンドストロムが鎌田の相棒としてプレーしていたが、ハムストリングの負傷で公式戦4試合連続の離脱中。順当に行けばハウゲがスタメンに名を連ねることだろう。

 そして、最近の活躍が目覚ましい鎌田。バルセロナとの準々決勝2ndレグで1アシスト。ウェストハムとの準決勝1stレグではゴールを決めて、フランクフルトの決勝進出に貢献。EL優勝を手にし、日本代表復帰となるかも注目だ。

 ワントップにはラファエル・サントス・ボレ・モーリー。同選手はウェストハムとの2ndレグで決勝ゴールを記録。さらに5月14日のマインツとのブンデスリーガ最終節で1ゴール1アシストと好調を維持している。攻撃陣の出来が優勝できるかどうかのポイントだろう。

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