J1リーグ第14節 湘南ベルマーレー横浜F・マリノス
5月14日(土)|16:00 レモンガススタジアム平塚
ACLに出場して未消化試合がありながら、横浜F・マリノスは19ゴールと現状でJ1最多得点を誇る。かたや、湘南ベルマーレはJ1ワースト2位の6得点。横浜FMはこのオフに前田大然がクラブを離れながら持ち前の攻撃力を維持しており、両チームの戦力差は大きいと言わざるを得ない。
だが、単純な戦力の合算で勝敗が決まらないのがサッカーである。ここ3シーズンの対戦で勝ち越しているのは横浜FMだが、その内訳は4勝1分1敗。クラブの体力差を考えれば、湘南が健闘していると言っていい。
しかも、そのうち5試合が1点差以内の決着である。直近の試合でも、横浜FMは1-0で勝ったもののシュート4本に抑えられた。
戦力差を埋めるのは、意地に他ならない。選手たちを奮い立たせるものがある。それこそが、「神奈川ダービー」だ。
■湘南ベルマーレ
17位 勝ち点7 1勝4分7敗 6得点16失点 得失点差-10
【出場停止】瀬川
【直近5試合結果】
L△0-0 福岡(A)
L●1-4 清水(H)
L●0-1 札幌(A)
ル●1-2 福岡(A)
L○1-0 G大阪(A)
【通算対戦成績】
H 20試合・ 4勝2分14敗
A 19試合・ 6勝2分11敗
計 39試合・10勝4分25敗
【直近対戦成績】
2021年10月 1日 J1第31節 ●0-1(H)
2021年 4月 3日 J1第 7節 △1-1(A)
2020年11月11日 J1第26節 ○1-0(H)
2020年 7月 8日 J1第 3節 ●2-3(A)
2019年10月19日 J1第29節 ●1-3(A)
【今節のみどころ】
前節は退場者を出しながら、勝点1を持ち帰ることに成功した。その他にも、得るものはあったようだ。
1人少なくなった後半には、通常の3バックから4バックに変更。守備的な戦いを強いられたが、慣れない布陣でも守り切ることに成功した。
後半から入った永木亮太は第5節以来のベンチ入り、そしてリーグ戦出場だった。7年ぶりに帰ってきたベテランの奮闘も、勝点1獲得には大きかったはずだ。
今節も、独特のボールの動かし方と流動的な選手の動きを見せる横浜FMに押される展開が予想される。そんな相手にこそ、しっかり相手をつかまえ、重圧をかける選手が必要になる。中盤がかみ合う形になることが予想される一戦で、先発であれ交代出場であれ、戦う姿勢でチームを引っ張る永木の戦いぶりを見たい。