J1リーグ第13節 ヴィッセル神戸―サガン鳥栖
5月14日(土)|15:00 ノエビアスタジアム神戸
またも勝利はならなかった。ヴィッセル神戸は、前節も今季リーグ戦初勝利を挙げることができなかった。
ACLを挟んで、リーグ戦4連敗。名手たちをそろえたチームが、長いトンネルに入ってしまっている。
苦しむ神戸に、手を差し伸べてくれそうな選手がいる。前節、交代出場でピッチに帰ってきたアンドレス・イニエスタである。
コンディション不良でACLには帯同しなかったが、リーグ戦のピッチに戻ってきた。今回はホームでのプレーでもあり、1か月ぶりの先発出場の可能性も十分にあるだろう。
「相性」も味方につけたい。今回迎え撃つサガン鳥栖とは、ここ5試合で4勝1分。今季も戦力ダウンを懸念されながら健闘し、近年の戦いぶりが称賛される鳥栖だが、神戸は2017年第30節を最後に負けていないのだ。
ACLに出場していた神戸は、中2-3日での5連戦に入る。その初戦で、勢いをつかめるか。
■ヴィッセル神戸
18位 勝ち点4 0勝4分7敗 5得点18失点 得失点差-13
【出場停止】菊池
【直近5試合結果】
L●0-2 G大阪(A)
L●0-1 C大阪(H)
L●1-3 FC東京(A)
L●1-3 京都(H)
L△0-0 清水(A)
【通算対戦成績】
H 15試合・ 7勝6分2敗
A 13試合・ 7勝3分3敗
計 28試合・14勝9分5敗
【直近対戦成績】
2021年12月 4日 J1第38節 ○2-0(A)
2021年 5月30日 J1第17節 △1-1(H)
2020年 9月23日 J1第18節 ○4-3(H)
2020年 7月 8日 J1第 3節 ○1-0(A)
2019年 8月23日 J1第24節 ○6-1(A)
【今節のみどころ】
前節は前半のうちに退場者が出て、苦しい展開を強いられた。21本ものシュートを浴び、0-2でガンバ大阪に敗れた。
だが、ゴールを奪われたのは残り10分を切ってから。それまでは耐えることに成功した、とも読み取れるのだ。
大迫勇也や武藤嘉紀ら日本代表として戦ってきた選手たちが優れるのは、技術といった能力のみならず、勝利への執着心があるから。前節のような懸命な戦いぶりで、今度こそ今季初勝利を手繰り寄せたい。