【ラ・リーガ分析】サッカー日本代表・マジョルカ久保建英「残留争いラスト3戦」終盤に出場も「退場狙い」戦略の「悪い癖」【セビージャ対マジョルカ】(1)の画像
久保建英 撮影/中地拓也

【ラ・リーガ セビージャvsマジョルカ 2022年5月11日(日本時間27:30キックオフ)】

 前節、マジョルカは残留争いのライバルであるグラナダに対し。引き分け狙いの5バックではなく4バックで勝ちに行った。久保建英も先発で起用されたが、先制点を奪えず、失点にも絡み、内容よりも結果という試合で2-6の大敗を喫してしまった。

 マジョルカは降格圏に順位を落とし、さらにリーガのレギュレーションとしてグラナダと最終的な勝ち点で並んでも上回ることができないという状況になってしまった。

 残り3試合となり、全試合負けることが許されないのと同時にどこかで勝つことも必須になったマジョルカのハビエル・アギーレ監督は、強豪セビージャを相手に5バックに戻した。リスクを排除して失点しない時間を極力長くし、どこかで1点。ビハインドになるか、終盤に勝てる可能性がある状況ならば、最後に少しだけリスクを負う。というグラナダ戦の前の戦い方だ。

 久保は4月19日のアラベス戦で2トップの一角として先発起用されたが、そこで低調なパフォーマ ンスに終わってしまい、現実的な戦い方を見せるプランの中で先発するということはなくなった。

 セビージャを相手にベンチから試合開始を見守った久保の出番は、終盤になってからだった。

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