マンチェスター・シティは5月10日、ドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ハーランド獲得でドルトムントと原則合意に至ったことを発表。個人条件がまとまれば正式な移籍決定となり、7月1日からシティの一員になるようだ。
ワールドクラスのストライカーが加入すれば、シティの強力なスカッドはさらに洗練される。ハーランドが加わることでシティの各ポジションの選手層はどうなるのか。
■ハーランド加入で前線の選択肢が増える
ハーランドが加わることで、シティのアタッカー陣は驚異的な陣容となる。
現在CFの位置でプレーする選手にはガブリエウ・ジェズスやフィル・フォーデンがいるが、そこにハーランドが参入。ハーランドはジェズスやフォーデンとは違って純粋な9番であり、プレミアリーグでプレーしても十分に通用するフィジカルを持っている。2人との明確な違いがあることで、シティの得点ルートがさらに増えることだろう。
また、右WGにはリヤド・マフレズ、左WGにはラヒーム・スターリングやジャック・グリーリッシュという逆足の選手を配置することが多いジョゼップ・グアルディオラ監督だが、中央にターゲットとなるハーランドを置くことで、クロスを上げやすいよう順足WGを配置する機会が増えるかもしれない。
シティに足りなかった純粋なCFとして活躍が期待されるノルウェー代表FWは、果たしてペップのサッカーに順応してこれまで通りゴールを量産できるだろうか。