■鳥栖戦は「ボールを大切にするべき試合」だった
前節の福岡戦で木本と中央でコンビを組んだのは、サイドバックの小川諒也だった。アルベル監督は 「より空中戦で対応できる」と小川をセンターバックとして起用した狙いを明かしたが、その試合で岡崎はメンバー外。小川は3月の福岡戦(ルヴァン杯)でもセンターバックとして出場していた、ということもあったが、岡崎はコンディションが安定せず、ルヴァン杯で起用された際に思うようなパフォーマンスを見せられていなかったことで序列を下げていた。
しかし、福岡には5失点を喫し敗戦。アルベル監督は鳥栖戦を「ボールを大切にするべき試合」として岡崎に白羽の矢を立てた。「死ぬ気でやらないといけないと思った」と言う岡崎は、2020年の清水へのレンタル移籍中に負った膝の怪我から悩まされ続けているコンディションを万全に持ってくることに成功。本来の輝きを見せ、指揮官も「期待に応える形で、特に攻撃面で良いプレーをしてくれた」と讃えた。