5月6日に行われたヨーロッパリーグ(EL)の準決勝2ndレグでウェストハムを下し、クラブ初の決勝進出を果たしたフランクフルト。その決戦を前に、日本代表MF鎌田大地が見せていた古巣愛が話題になっている。
■帰国する空港で鳥栖の試合をチェック
5月4日、「鎌田とクナウフがロンドンを制する」というタイトルでフランクフルトの公式YouTubeチャンネルが投稿した動画では、ウェストハムの本拠地ロンドンでの1stレグのチームにカメラが密着。
動画の終盤、ロンドンでの試合に勝利し、フランクフルトでの2ndレグに向けて帰国するために空港で飛行機を待つ選手たちの姿に、注目すべきシーンがあった。思い思いの時間を過ごす選手たちの中に、鎌田も登場。椅子に座った日本代表MFが持つタブレット端末の画面には、サッカーの試合が映し出されていた。
映像を確認すると、鎌田が見ていたのはJ1リーグ第10節の柏レイソルvsサガン鳥栖。自身がプロデビューを果たし、2015~2017年まで在籍していた古巣、鳥栖の試合をチェックしていたのだ。ちなみに、鎌田の公式ツイッターのユーザーIDは「sagantos24」。プロデビューを飾ったクラブ名と、初めて背負った番号である24を組み合わせたものとなっている。
鳥栖での活躍が認められ、2017年7月にフランクフルトへと移籍した鎌田。今では日本を代表するMFにまで成長し、チームの主力としてEL決勝に上り詰めるほどの選手になっている。
この様子を見た鳥栖サポーターは、「鳥栖の事も気にかけてくれてるの物凄く嬉しい」とコメントして喜びをあらわに。退団からおよそ5年が経っても古巣のサポーターから鎌田が愛される理由は、この深いクラブ愛にあるのかもしれない。