「驚異の1試合平均1.1ゴール」ロベルト・レバンドフスキ、「点取り屋とチャンスメイクを両立」フィル・フォーデン、「飛躍のシーズンを過ごす」ビニシウス・ジュニオール…「世界一の称号」は誰の手に!【バロンドール2022の有力候補10選手】(2)の画像
ロベルト・レバンドフスキ 写真:AP/アフロ

 フランスのサッカー専門誌『フランス・フットボール』が主催するバロンドール。その年の世界最高の選手に送られる同賞だが、今回から評価期間が8月~翌7月までに変更されたため、審査はあと3か月ほどで終了してしまう。
 5月に入り、ヨーロッパのシーズンが佳境に差し掛かるなか、編集部では10人の有力候補を紹介する。

■驚異の1試合平均1.1ゴール

 得点力という面から見れば、今シーズンのロベルト・レバンドフスキの右に出る者はいない。

 ブンデスリーガでは32試合で34ゴール、CLでは10試合13ゴール、DFLスーパーカップでは1試合2ゴール。2回戦敗退となったDFLポカール以外の大会では、試合数よりも得点数が上回っているというとんでもない状態だ。そのゴール数は5大リーグ全体を見渡しても頭1つ抜けている。

 今季は若き戦術ユリアン・ナーゲルスマン監督の下でプレー。緻密なサッカーを展開するドイツ人指揮官の要求に難なく応えている適応力も評価すべきだろう。CLでは残念ながら準々決勝敗退となってしまったが、ブンデスリーガでは10連覇に大きく貢献。

 1試合平均1.1ゴールを挙げている33歳のゴールマシンは、待望の初受賞が期待される。

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