【J1プレビュー】「アタッキングフットボールの土台」VS「危険な元チームメイト」で激戦必至【横浜F・マリノスVS名古屋グランパス】の画像
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■【画像x3】横浜FM対名古屋の予想フォーメーションと先発メンバー

J1リーグ第12節 横浜F・マリノス名古屋グランパス
5月7日(土)|15:00 日産スタジアム

 横浜F・マリノスが誇るアタッキングフットボールには「土台」がある。高く設定された最終ラインが、チームを下支えしている。
 高い位置を取ることで、チーム全体が前へと出る。相手ゴールに近い位置へと選手たちを押し上げていくのだ。 その背後のスペースを狙われるが、だからこそ前線の選手たちも守備を怠らない。。
 その最終ラインに挑む、危険な元チームメイトがいる。名古屋グランパスの背番号10を背負うマテウス・カストロだ。J1を制した2019年には、期限付き移籍でシーズン途中に加入し、優勝に大いに貢献した。
 マテウスにとっては、慣れ親しんだかつてのホームへの凱旋だ。ドリブルなど攻撃的なプレーは一級品。セットプレーでも威力を発揮し、前節は角度のないゴール右からのFKを直接突き刺す抜け目なさも披露。最近はサイドからトップへと仕事場を移し、危険な雰囲気をさらに増す。
 ここ2年の対戦では、互いにホームで白星を挙げている。しかも3試合が2-1という接戦。今回も激戦は必至である。

■横浜F・マリノス

4位  勝ち点18 5勝3分2敗 17得点11失点 得失点差6

【出場停止】なし

【直近5試合結果】
L○3-2 鹿島(A)
L●0-2 広島(A)
L○2-1 FC東京(H)
L△0-0 鳥栖(H)
L△1-1 札幌(A)

【通算対戦成績】
H 33試合・17勝 7分 9敗
A 34試合・ 9勝 9分16敗
計 67試合・26勝16分25敗

【直近対戦成績】
2021年 9月18日 J1第29節 ●1-2(A)
2021年 8月12日 J1第18節 ○2-0(H)
2020年10月21日 J1第33節 ○2-1(H)
2020年 9月 9日 J1第15節 ●1-2(A)
2019年 8月24日 J1第24節 ○5-1(A)

【今節のみどころ】
 アジアから持ち帰ったものを披露したい。ACLでは、クラブ史上2度目のグループステージ突破を果たしたが、得たものは結果だけではない。
 アジアでの戦いでは、多くの選手が起用された。新戦力の藤田譲瑠チマは存在感をさらに高め、18歳の山根陸もアジアでも戦えることを証明した。若手はさらにチームを底上げしていきそうだ。
 角田涼太朗は本来のポジションではないサイドバックでの起用にもプレーで応えた。もともとサイドバックは激しい競争が繰り広げられてきたポジションでもあり、「本職」たちには大いに刺激になったことだろう。
 何より、タフな環境を戦い抜いたことは、チームのさらなる成長につながる。その変化を国内での戦いにも昇華させていかなければならない。

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