【J1分析】「先制点」までは優勢も…湘南ベルマーレが苦境から脱するために「必要なこと」【湘南ベルマーレvs清水エスパルス】(1)の画像
共にパリ五輪世代。それぞれのチームのキーパーソンになりそうな鈴木唯人と田中聡湘南ベルマーレvs清水エスパルス(20220503)撮影/原壮史
湘南ベルマーレvs清水エスパルス 20220503

【明治安田J1リーグ 第11節 湘南ベルマーレvs清水エスパルス 2022年5月3日 15:03キックオフ】

 まだリーグ戦は3分の1も終わっていないが、勝ち点9の清水と同6の湘南の対決は、昨シーズン終盤のデッドヒートも相まって早くも残留争いの6ポイントマッチの様相を呈していた。

 共にここまで1勝で下位に沈んでいる両チームだが、このところ上昇の気配が漂っているのは清水の方だった。勝ちきれずに4試合連続で引き分けている清水だが、多数いた離脱者が続々と復帰し、各ポジションの厚みが増している。勝利というきっかけを掴めれば、浮上していくことができそうだった。

チーム2点目を奪った鈴木唯人 清水エスパルスvsサンフレッチェ広島(20220503)撮影/原壮史

 一方の湘南は、このところらしさを出せておらず、この試合では山口智監督がチームの雰囲気そのものを変えるべく様々な変更を加えた。「チームの流れが良くない中で、何か変化を起こさないといけない」とゴールキーパーを谷晃生ではなく富居大樹に。フィールドプレーヤーの顔ぶれも大きく変え、さらにシステムもいつもの3-1-4-2から3-4-2-1とした。

 しかし、スコアは1-4。らしさを取り戻せなかった湘南と、らしさを発揮できた清水、という対照的な結果になった。

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