■流動的な2列目

 ボランチにはデクラン・ライスとトマーシュ・ソーチェクだ。フランクフルトとの1stレグとアーセナル戦でフル出場となり負担がかかっているライスだが、このチームには欠かせない存在だ。23歳の若きイングランド代表MFが中盤でボールを刈り取り攻撃に展開することができれば、勝利に近づくことになるだろう。

 そして予想が難しいのは2列目だ。どの選手も2列目のポジションならどこでもできる。右ウィングに予想したジャロッド・ボーウェンは、アーセナル戦でFWも務めた。負担が重くなっているボーウェンだが、2ndレグでもスタメンに名を連ねるだろう。トップ下にはパブロ・フォルナルス。だが、この選手も両ウィングでプレーでき、フランクフルト戦では左ウィングでプレー。だが、サイード・ベンラーマを左に予想。さらにはマヌエル・ランシーニもトップ下でプレーでき、この2列目のポジションは流動的にだろう。デイビッド・モイーズ監督は誰を選ぶことになるのだろうか。

 センターフォワードにはマイケル・アントニオだ。リーグ戦ではしばらくゴールはないが、1stレグで同点ゴールを記録。持ち味のスピードでフランクフルトの守備網を切り裂くことができるだろうか。

 準決勝2ndレグで今季のEL決勝進出チームが決まる。鎌田は初のEL決勝に進出することができるだろうか。日本時間5月6日に決まる。

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