■史上初4冠も視野に…3度目得点王を目指すFW擁するリバプール

 現在2位に立っているリバプール。すでにリーグカップを制しており、プレミアリーグの他にFAカップとチャンピオンズリーグ(CL)でも優勝可能性があり、イングランド史上初の4冠が視野に入っている。

 4月30日に行われたリーグ第30節のニューカッスル戦では1-0で勝利。首位を走るシティとの勝ち点差を広げさせず、ぴったりと背中についている状況だ。

 そんなリバプールの今シーズン基本フォーメーションは4-3-3。ユルゲン・クロップ監督の下、これまでと同様にダイナミズム溢れるアグレッシブなサッカーを展開する。

 現時点でリーグ最多の86得点を記録しているように、攻撃的な姿勢は今シーズンも健在。その破壊力を体現しているのが最前線の3トップだ。FW陣には昨夏にディオゴ・ジョッタ、今冬にはルイス・ディアスを獲得し、豪華な攻撃陣の層がさらに厚くなった。

 そのなかで、今季も圧倒的な存在感を示しているのがエジプト代表FWモハメド・サラー。かつて在籍したローマで得点力を爆発させると、リバプール加入後はクロップ監督の下で覚醒。苦しい時期が続いたチームをあらゆるタイトル獲得に導いてきた。

 現在は34節終了時点で22得点。クリスティアーノ・ロナウドソン・フンミンと5ゴール差をつけて得点ランキング首位に立っている。さらに、今季はチャンスを演出する側としても躍動。リーグ戦におけるアシスト数を自己最多タイの13としており、キャリアハイ更新も十分にあり得る。

 自身3度目のプレミアリーグ得点王を目指すエジプト代表FWは、チームに2年ぶりのリーグ制覇をもたらすことができるだろうか。

PHOTO GALLERY ■【布陣図】「真の万能型MF」デ・ブライネ擁するマンC、「3度目の得点王」狙うモハメド・サラー擁するリバプール…「プレミアリーグ優勝」目指す両チームの基本フォーメーション
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