フランクフルトの鎌田大地が、ヨーロッパリーグ(EL)の週間MVPに選出された。4月29日に行われたウェストハムとの準決勝1stレグで決勝点を決めた日本代表MFの活躍ぶりを振り返ろう。
■得点ランキング首位との差はわずか「1」に
ラウンド16のレアル・ベティス戦、準々決勝のバルセロナ戦に続けて準決勝のウェストハム戦1stレグに先発出場した鎌田。チームは開始からわずか1分で先制点を決めるも、21分に同点ゴールを決められてしまう。
しかし、前半から鋭いドリブルや効果的なパスで相手DFを翻弄していた鎌田が54分に同点弾を決める。ジブリル・ソウがペナルティエリア左に侵入してシュートを放つと、相手GKアルフォンソ・アレオラが弾いたところに詰めてネットを揺らした。
このゴールが決勝点となり、フランクフルトが2-1で先勝。ホームでの2ndレグに向けて有利なスコアで挑めることになった。
この試合での鎌田の活躍を受けて、ELは公式SNSにて背番号15が週間MVPに選ばれたと投稿。「彼は現実離れした選手だ」など多くの称賛コメントが送られている。
ウェストハム戦の得点で今大会5ゴール目を記録した鎌田。得点ランキング1位は6ゴールで差はわずか「1」のため、得点王も十分あり得る。EL優勝、そして個人タイトル獲得に向けて、5月6日の2ndレグから目が離せない。