「バルセロナ撃破」鎌田大地は退団か!!南野拓実は「恩師の下へ移籍」の可能性、守田英正は「ステップアップへ」…川辺駿は「プレミア挑戦への準備」【カタールワールドカップのキーマン!欧州でプレーする「日本人選手12人」の市場価値と来季展望】(2)【図表】

■スイスでもう１シーズン準備を整える

　川辺駿

　市場価値：１５０万ユーロ（約２億１０００万円）

　所属クラブ：グラスホッパー（スイス）

　生年月日：１９９５年９月８日（２６歳）

　今季リーグ戦成績：２８試合出場６ゴール２アシスト

　昨夏にサンフレッチェ広島からグラスホッパーにやって来た川辺駿。

　海外初挑戦ながら、スイス・スーパーリーグでは第３節から直近の第３０節まで１試合も欠かすことなく出場。第１４節のセルヴェッテ戦ではペナルティエリア手前から豪快なミドルを叩き込むなど、ここまで６得点をマークしている。

　すると、１月５日にウォルバーハンプトンが川辺の獲得を発表。今季終了まではレンタル移籍の形でそのままグラスホッパー残留となったが、大きな話題をさらった。

　その後、来シーズンもグラスホッパーでプレーすることが決まり、プレミアリーグデビューは２０２３－２４シーズンからと見られている。

　そんな川辺の市場価値は今年に入ってから少し上がり、現在は１５０万ユーロ（約２億１０００万円）となっている。

　イングランド上陸の時期は少し遅くなったものの、来季はウルブズへの完全移籍に向けた準備と捉えることもできる。スイスの地でもう１年プレーを積み上げて、２年後にプレミアリーグで活躍する川辺を見たいところだ。