■大分は「ボールを持たれる前提」の金沢に苦杯

 徳島とともにミッドウィークのナイトゲームに臨んだ大分トリニータは、1対3でツエーゲン金沢に敗れた。ホームでは3節以来の敗戦で3連勝を逃し、4勝3分4位で前節からひとつ順位を下げて8位となっている。

 試合後の下平隆宏監督は「決定機があっただけに残念です」と切り出し、警戒していたカウンターから失点を重ねたことを敗因にあげた。自陣からしっかりとビルドアップをしていく大分に対しては、「ボールを持たれること」を前提にゲームプランを組んでいるチームがある。金沢も守備に軸足を置きつつボールを奪いにいく姿勢を発揮し、そこからカウンターへ結びつけていった。

 失点シーンは相手の決定力をほめるべきでもあったが、下平監督は「おそらくこういった展開は今後もある。決めきるところで決めないと痛い目に遭うのは、今日の試合で十分に分かったと思う。しっかり決めきる、勝ちきることを徹底しないといけない」と、言葉に悔しさをにじませた。

 町田也真人ら主力にケガ人が出ているなかで、23日にはアウェイの鹿島アントラーズ戦に臨む。2分2敗でグループ最下位に沈むルヴァンカップを、立て直しの機会にしたいところだ。

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