■「今日“も”とっても楽しかった」
試合後、元鹿島の背番号4は「すごく気持ちよかった」とカシマサッカースタジアムでの敵としてのプレーを振り返った。「30歳からは、長くプレーしたい、と思い、食生活をはじめ色々気をつけています。40歳までプレーできたら嬉しいです」とも語る36歳の彼は、またカシマに敵としてやって来るだろう。その時にはブーイングも解禁されているかもしれない。
そうなったらきっと、愛情のこもったブーイングだけでなく、あまりの憎たらしさに心からのブーイングも飛ぶだろう。それは、カート・アングルへのチャントのように、真の実力者に対してのみ飛ぶものだ。そして最後には、やはり愛と尊敬が両者を再び結ぶのだろう。
鹿島について「みんなが支えてくれて、自分はとても好きなクラブ」と言う、敵にすると恐ろしい男は「今日“も”とっても楽しかった」とこの日の感想を締めくくった。
■試合結果
鹿島アントラーズ 0―0 名古屋グランパス