「サッカー批評のtoto予想」(第1296回)4月16・17日 北海道コンサドーレ札幌に「下克上」の予感 好調・FC東京撃破の鍵は「vsスペイン人監督」の画像
画像:サッカー批評WEB編集部
■編集部の予想は、こちらから!■

 今回のtotoでは、J1第9節の9試合とJ2第10節の6試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。

 今節のJ1では、順位が離れたチーム同士の対戦が多い。順当に上位が勝つという予想がしやすい一方で、見落としてはいけないものがある。「下克上」の発生だ。

 今回のカードで最もアップセットの確率が高いのが、12位・北海道コンサドーレ札幌と5位のFC東京の対戦だ。札幌はようやく前節に今季リーグ戦初勝利を挙げたばかり。対するFC東京は新監督の下、好調と言っていいスタートを切っている。

 この対戦で鍵となるのが、「対スペイン人監督」だ。近年のJリーグでは、トレンドと言っていいほどスペイン人監督が増えている。その流行に対して、札幌は強みを見せているのだ。

 昨季のJ1では、浦和レッズ徳島ヴォルティス清水エスパルスがスペイン人監督に率いられていた。その3チームに対して、札幌は4勝1分(ロティーナ監督が去っていた清水との2戦目を除く)と負け知らず。浦和は2021年シーズンを6位で終えているが、その浦和が勝利を挙げられなかった4チームのうちのひとつが、昨季を10位で終えた札幌だったのだ。

 FC東京のアルベル監督は、自身と同じくポジショナルプレーを標榜する同胞のリカルド・ロドリゲス監督率いる浦和とスコアレスドローに終わった前節、「戦術的でヨーロッパ的な試合」とコメントした。今節はやはりヨーロッパからやって来たペトロヴィッチ監督を相手に、経験の差も見せられて苦しむことになると予想する。

PHOTO GALLERY ■編集部の予想は、こちらから!■
  1. 1
  2. 2