■新外国人デラトーレが2発! 山形がホーム初勝利
モンテディオ山形は、ホーム初勝利をつかんだ。ブラウブリッツ秋田との一戦は、新加入の外国人選手が勝利の立役者となった。
まずはチアゴ・アウベスだ。出場4試合目で初先発となったサイドアタッカーは、1対1で迎えた66分に加入後初ゴールをマークした。
1点リードのまま推移した終盤には、追加登録されたばかりのFWデラトーレが鮮烈なJルーグデビューを飾る。87分と90+1分にネットを揺らし、勝利を決定的なものにしたのだった。
29歳のブラジル人ストライカーは、試合後に喜びあふれる笑顔を浮かべた。「デビュー戦でゴールを決めることができて、チームの久しぶりの勝利に貢献できで嬉しい」と、言葉を弾ませた。
90+5分にもゴールを奪った山形は、最終的に5対1の大勝を飾った。1試合5得点は今シーズンのJ2で最多タイだ。山形としては昨シーズンの最終節で、ギラヴァンツ北九州を5対1で下して以来の大量得点となった。
今シーズンのホーム初勝利は、2節の熊本戦以来7試合ぶりの勝利でもあった。ピーター・クラモフスキー監督は「強いパフォーマンスが出せた」と切り出し、「パフォーマンスとスコアが見合った試合になった」と満足そうに振り返った。
前節のファジアーノ岡山戦でレッドカードを受けたGK後藤雅明は、「競技規則の適用ミス」があったとして退場が取り消され、秋田戦に出場している。また、「競技規則の適用ミスが試合の結果に重要な影響を及ぼした」として、岡山戦は再試合が行なわれることになった。
再試合の日程は、4月26日のJリーグの理事会を経て決定される。その際には、「GK後藤が退場した11分から実施するのか、それとも前半開始からにするのか」や、「先発メンバーを同じにするのか」といった事柄が整理されることになる。