11月に開幕するカタール・ワールドカップ(W杯)。我らが日本代表はグループステージでドイツ代表とスペイン代表という、世界屈指の強豪国と対戦することになった。
編集部では、この世界王者たちを撃破するための切り札となり得る若手選手を紹介。今回はビーレフェルトの奥川雅也、シュツットガルトの伊藤洋輝、ポルティモネンセの中島翔哉について見ていこう。
■日本人9位の市場価値
まずはビーレフェルトに所属している奥川雅也。
今季はここまでブンデスリーガ27試合に出場し、8ゴール1アシストを記録。得点数は現在、日本人選手のなかでトップの数字だ。第18節フライブルク戦では無回転のスーパーゴールを沈めている。
好調の25歳は、『transfermarkt』にて集計されている市場価値ランキングにて、日本人選手のなかで9位にランクイン(4月8日現在)。トップ10には冨安健洋や南野拓実、久保建英などが入っているが、10人のなかで日本代表デビューしていないのは奥川のみ。
ブンデスリーガ公式サイトに「香川真司のプレーと似ている」と評された、両足での高いシュート技術を誇るMFは、確実に代表の主力になれる実力を備えている。果たして、森保一監督のお眼鏡にかない、サムライブルーに招集される日はいつになるだろうか。