ダービーらしい試合だった。
京都にとっては中3日での関西ダービー。アウェイで神戸に勝利した勢いで、G大阪をホームに迎えての一戦だった。
体を張った戦いになった。ダービーはこうでなくちゃいけない。
45分、金子大毅の狙ったはずのシュートはピーター・ウタカの方に行ってしまったが、ウタカはそれを躊躇せずに決めた。
「難しくなかった。押し込んだだけ」とウタカは言ったが、してやったりという感じだろう。それは喜び方を見て分かった。
好セーブを続けていた上福元直人も58分、ヘッドでのクリアボールにダワンが放った右隅への長めの低い弾道のシュートにはゴールを許してしまった。
京都もG大阪も後半には5人ずつを投入して必死に勝利を掴もうとした。意気込みが伝わる試合だった。