【チャンピオンズリーグ分析】チェルシー・トゥヘル監督「これまで見た最悪の前半」からの修正果たせず…「1−3」完敗【チェルシー対レアル・マドリード】(1)の画像
チェルシー戦の3点目を決めるレアル・マドリードのカリム・ベンゼマ 写真:ロイター/アフロ

UEFAチャンピオンズリーグ 決勝トーナメント2回戦1stレグ チェルシーvsレアル・マドリード 2022年4月6日(日本時間28:00キックオフ)】

 レアルの撤退守備に苦しめられながらも40分に1点を返したチェルシーは、ハーフタイムにトーマス・トゥヘル監督のお家芸でもある修正が加わり、さあここから、という姿勢で勢いよく後半のキックオフから前を目指した。

 しかし、キックオフから40秒で痛恨の失点を喫してしまった。レアルの大きなクリアに対し、前に出て処理しようとしたゴールキーパーのエドゥアール・メンディだったが、アントニオ・リュディガーにパスを出そうとしたところでボールのバウンドと僅かに合わず。ジャストミートしきらずに弱すぎるパスになってしまったところをカリム・ベンゼマに掻っ攫われ、無人のゴールに流し込まれてしまった。

 ハーフタイムにマテオ・コバチッチとハキム・ツィエクを投入したトゥヘル監督だったが、この失点によって更なるプラン変更を強いられることになった。64分にジョルジーニョクリスティアン・プリシッチをルベン・ロフタス=チークとロメル・ルカクに替えて反撃を狙ったものの、12本のシュートを放ちながらもスコアは動かず、1-3という結果で試合は終わった。

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