■ルカクはベンチスタートか？
アンカーにはジョルジーニョだ。中盤での刈り取り役、そして展開力を考えると、ジョルジーニョのスタメン起用の可能性は高い。ブレントフォード戦は出番なしに終わったが、この試合のための温存だったのかもしれない。インサイドハーフにはエンゴロ・カンテとメイソン・マウント。カンテでボールをハントし、マウントがチャンスメイクをすることになるだろう。自らもゴールを狙えるマウントのプレーに注目したい。
右ウィングにはハキム・ツィエク、左ウィングにはティモ・ヴェルナーだ。そして、センターフォワードにはカイ・ハフェルツ。ワールドカップ本大会で日本と同組に入ったドイツ代表のハフェルツとヴェルナーのプレーには注目だ。特に２２歳のハフェルツはここまで公式戦３６試合に出場１１得点５アシストを記録。昨年のＣＬ準決勝２ｎｄレグのレアル戦ではアシストを記録。そして決勝のマンＣ戦で決勝ゴールを決めたお祭り男はこの試合でも魅せることがだろうか。
一つ心配なのはロメル・ルカクだ。今季インテルからの加入でプレーしているルカクだが、移籍金に見合った活躍ができていないと批判されている。さらにトーマス・トゥヘル監督との衝突などもあり、今季限りでの退団の噂も出ている。同選手はカップ戦ではスタメン起用もあるが、リーグ戦ではベンチスタートが続いている。途中でこのベルギー代表ＦＷが出てくるとなると、レアルにとっては脅威となる存在だが、果たしてーー。
