■攻撃陣は序列が全部ひっくり返る?
――チームの出場は決まりましたが、選手には競争が待っています。
後藤「攻撃陣では現在、伊東純也が絶対の存在だけど、ワールドカップが始まる11月にどうなっているかは分からないよ。特に、攻撃の選手には波があるわけだから。鎌田大地はフランクフルトでキレキレになるかもしれないし、実際に最近は調子が良い。南野拓実がリバプールから他クラブに行って、試合に出まくってプレミアリーグで点を取りまくるかもしれない。前田大然もスコットランドではなくイングランドのプレミアリーグに行って、試合に出られなくなるかもしれない。久保建英がレアル・マドリードに戻って、大活躍するかもしれない。半年後のことは誰にも分からないよ。後ろの方はこうなるのかなというのはある程度見えているけど、攻撃陣はこれから半年で序列が全部ひっくり返ってもおかしくない」
――若い久保の一気の台頭もあるでしょうか。
大住「あると思うよ。久保は非常に大きな可能性を持った選手だから。伊東の代わりに右サイドで出場するということは、考えられるかもしれないと思うな」
後藤「いずれ将来、久保の時代が来るかもしれないのだし、長い時間出場させて、日本代表でプレーすることに慣れさせるのは良いことだと思うよ」
大住「久保の何がすごいって、シュートのうまさだよね。自分の形になったら決め切るだけのものを持っている。それが、これからのワールドカップに向けて大事なものになるかもしれない」
後藤「特に劣勢の試合だったら、重要性がさらに増す能力かもしれないね」