「上田綺世は大化けして大迫勇也の後継者に」「劣勢の試合で久保建英の重要性はさらに増す」【「サッカー日本代表は、いかにしてワールドカップ出場をつかんだのか」オーストラリア代表戦の激論】(5)の画像
覚醒が待たれる上田綺世 撮影:中地拓也

 サッカー日本代表は3月24日、アウェイでオーストラリア代表に勝利して、7大会連続のワールドカップ出場を決めた。昨年にスタートしたアジア最終予選では初戦を落として危機的状況にも陥ったが、終わってみれば1試合を残して出場権をつかんだ。これまで勝てなかったアウェイでのオーストラリア戦勝利も含め、日本代表がどのように成長してきたのか、ベテランジャーナリストの大住良之と後藤健生が語りつくす。

■本大会の目標はグループステージ突破

――現時点でワールドカップに出たら、どのくらいやれるでしょうか。

後藤「今、日本のサッカーはユースから女子、フットサル、ビーチサッカーを含めて、あらゆるカテゴリーでグループステージ突破が目標になっている。グループステージを突破してほしいし、前回のワールドカップはラウンド16でベルギー相手にすごく良い試合をしたけど、結局は1勝1分2敗だからね。しかも唯一の勝利は、相手に退場者が出た試合だった」

――残りの時間でどうチームを変えていくべきでしょうか。

後藤「変えないという決断をするなら、それもありだと思うよ。時間がないんだから、それはそれでいい」

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