サッカー日本代表は、3月24日に行われたFIFAワールドカップカタール2022アジア最終予選の第9節オーストラリア戦に、三笘薫の2ゴールで勝利した。ワールドカップ出場を獲得した要因の1つは「左サイド総入れ替え」だった。
■「長友・田中・南野」の先発3人組
オーストラリア戦で4-3-3の左サイドに入ったのは、いつも通り長友佑都(SB)、田中碧(IH)、南野拓実(WG)の3人組。
南野がハーフスペースへと絞り、南野が空けた大外を長友が駆け上がる。そして田中は後方でサポートしつつ、タイミングを見計らって前線へと攻撃参加するというシステムで成り立っている。
今回も南野は内側のスペースを定位置とし、ボールを受けて伊東純也のいる右サイドへと展開。そして自身はペナルティエリアに侵入し、クロスのターゲットとなり、決め切ることはできなかったものの幾度かの決定機を迎えた。
そして長友はいつものハードワークと献身的な守備、田中はビルドアップの円滑化と隙を見たポケット侵入でチームを支えていた。