■三笘がヒーローに!
前半は0−0のスコアレスで折り返す。日本は後半にいきなりオーストラリアにFKを与えると、47分にアルディン・フルスティッチがFKから左足の強烈なシュート。これはGKの権田がセーブ。その直後にもフルスティッチが切り返しから強烈なシュートを放つが、日本はオーストラリアにゴールを許さない。だがその後は両者落ち着きを見せ、中盤での攻防が続く。
すると80分、伊東が右サイドでのキープから中へカットインすると、守田へスルーパス。ペナルティエリア右に抜け出した守田はマイナスのパスを供給。ボールを受けた南野はダイレクトでシュートを放つも相手のブロックに防がれてしまった。日本は終盤の決定機を掴むことができなかった。
そして89分、待望の瞬間が訪れる。右サイドで山根がペナルティエリア中央の守田へ絶妙なパスを供給。守田からのリターンを受け、エリア右を抜け出した山根がラインギリギリでマイナスの折り返し。これに途中出場の三笘薫がダイレクトでゴールネットに突き刺した。
ついにオーストラリアのゴールをこじ開けると、さらに後半アディショナルタイム、左サイドで三笘がボールを受けると、得意のドリブルから中央へカットイン。驚異的な動きでそのまま右足でシュートを放つと、ボールはGKマシュー・ライアンの手を弾きゴールに吸い込まれた。
試合はこれで終了。三笘の2ゴールの活躍で日本が2−0の勝利を収め、7大会連続7度目のW杯出場を決めた。