■J1昇格候補・長崎も18位に低迷
V・ファーレン長崎も苦しんでいる。
ロアッソ熊本とのアウェイゲームに挑んだ今節は、前半から相手の圧力に苦しめられる。後半途中から相手を押し込むものの、すでに2点のビハインドを背負っていた。トップチームの選手7人とスタッフ2人が新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受け、大木武監督が不在だった熊本に、そのまま押し切られてしまった。0対2で敗れたのだった。
これで長崎は1勝1分3敗となり、18位に低迷したままだ。昨シーズンは松田浩監督のもとで30試合を戦い、13試合でクリーンシートを達成した。しかし今シーズンは無失点試合がまだない。いい守備をいい攻撃につなげ、勝利を手繰り寄せていった昨シーズンの戦いが実現できていないのだ。無得点試合も「2」と、攻守が嚙み合わない試合が続く。
現時点での順位は大きな意味を持たないとはいえ、消化済みの5試合で逃した勝点は取り戻せない。そして、これ以上の出遅れは致命傷になりかねない。
大分と長崎がJ1昇格争いに加わっていくためには、一刻も早いペースアップが必要だ。