日本サッカー協会(JFA)は3月16日、FIFAワールドカップカタール・アジア最終予選に臨む日本代表メンバー27名を発表。編集部では、勝てば本選出場が決まる3月24日のオーストラリア戦で注目すべき選手6人を紹介する。
今回は上田綺世をピックアップした。
■Jリーグ最高峰のストライカー
鹿島アントラーズの点取り屋として今季も躍動する上田綺世。
得点力の要因として大きなカギになっているのが、「オフ・ザ・ボールの質」と「シュートのパンチ力」だ。今シーズンの開幕節となったガンバ大阪戦ではそれが垣間見えるシーンがあった。
20分、相手の最終ラインと駆け引きしつつ裏に抜けると、スルーパスを引き出してペナルティエリア右に侵入。インパクト時には体が少し外を向いていて、やや強引な体勢からのシュートとなったが、かなり強烈なボールを右足から放って先制点を奪っている。
66分に奪った2点目も、荒木遼太郎がボールを持つ直前に相手DF間に素早く立ち、パスを受けた瞬間には既に勝負ありという状況を作っていた。